身体介助と夜勤に不安を抱く方へ

経験がなくても応募できる求人が多いのが介護職です。ただし、、身体介助や夜勤が含まれる仕事だと、未経験の場合は躊躇してしまう人もいると思います。

身体介助は直接体に触れて行うもので、入浴や排泄、着替えの他、食事のサポートも含まれます。また、床ずれを防止するための体位や姿勢変換、歩行介助、車椅子に乗り降りする移乗の補助などもあります。もちろん、利用者によってできることとできないことは違うので、ケアマネージャーが作成した個別のケアプランに沿って介助を行うのが一般的です。要介護者ができないことを代わりにしてあげるのではなく、それを自力でできるように補助してあげることがポイントになります。

それから勤務についてですが、老人ホームの場合は24時間体制で利用者を見守る必要があります。そのため、シフトは早番、遅番、夜勤となっている施設が多く、常勤で働く場合は夜勤に入る必要も出てくるでしょう。夜勤は基本16時間勤務となり、その間に2時間の仮眠時間を設けられることが多いようです。しかし、上手く仮眠できない人もいるでしょうし、利用者の状況によっては物理的に休憩が取れない場合もあるので、どうしても体力を消耗してしまいます。夜勤が予定されている日から逆算して睡眠時間を調整するなどして、体調管理に気をつけることが大切です。

このように、介護の仕事には、他の職種にはない心配な点があることは確かです。だからこそ、未経験者の場合は、介護職に就けるか自信が持てないという人もいて当然です。しかし、日勤しかない施設を選んだり、研修や教育制度が手厚い施設を選んだりすると、その不安は解消されるでしょう。また、派遣社員や契約社員、パートで業界入りをして、経験を少しずつ積んでいくというのも良い方法です。